メイン

12制振装置を使ったリフォーム アーカイブ

2008年07月09日

制振装置を使ってリフォーム

H200709MOseisin.jpg

戦前に建築された住宅のリフォームです。基礎と土台を緊結する現在の構造の考え方でなく、寺院や神社にあるように石の基礎の上に建物を置いているようなイメージです。
地震に対して、筋交いや合板をいれて耐震性能をたかめました。そのうえで制振装置をいれて建物の揺れを吸収し、※層間変形角※を1/40抑えるようにしました。写真にあるような装置をX方向Y方向とも2ヶ所ずつ設置しています。

※層間変形角とは地震力等が加わったときのその階の柱の傾きの大きさです。1/30以下であれば倒壊しないといわれています。


2008年09月12日

制震装置を使ってリフォーム 完成!

H200912MOint_close.jpg

H200912MOint_open.jpg

制震装置を使用して戦前に建築された住宅のリフォームが完成しました。
耐震補強のために柱と筋交いを新設し、新たに設けた筋交いと制震装置とが地震に対して構造上の効果を発揮します。
また古い柱は埋木等補修をして使用し、新しい柱とともにインテリアのアクセントになるようにしました。
メインの和室の扉(面材はワーロン紙です)を開け放すと広縁、濡れ縁越しに庭が見渡せる落ち着いた開放的な空間になりました。

About 12制振装置を使ったリフォーム

ブログ「ユミラ建築設計室の下北沢日記」のカテゴリ「12制振装置を使ったリフォーム」に投稿されたすべてのエントリーのアーカイブのページです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のカテゴリは11K邸増築+リフォームです。

次のカテゴリは13住宅リフォーム_レコードスタジオをつくるです。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。