制振装置を使ってリフォーム
戦前に建築された住宅のリフォームです。基礎と土台を緊結する現在の構造の考え方でなく、寺院や神社にあるように石の基礎の上に建物を置いているようなイメージです。
地震に対して、筋交いや合板をいれて耐震性能をたかめました。そのうえで制振装置をいれて建物の揺れを吸収し、※層間変形角※を1/40抑えるようにしました。写真にあるような装置をX方向Y方向とも2ヶ所ずつ設置しています。
※層間変形角とは地震力等が加わったときのその階の柱の傾きの大きさです。1/30以下であれば倒壊しないといわれています。