落下防止庇 実験
リフォーム中の団地に設置し直す落下防止庇の強度を確かめるため実物大のサンプルをつくり実験を行いました。13階建ての建物が並ぶ敷地内の各所に設置されるため、もし人が落下しても被害を出さないようにという目的での強度実験です。高所より100kgの鉄の固まりを落下させてもFRP製の庇の破損は僅かで、スチールフレームもたわみはありましたが破壊はしませんでした。ほっとしています。
数多く設置されるため、もしものことがあると困ります。下から庇を見た時は骨組みは隠れてFRP製の格子だけが軽快に見える事をねらって吊り構造にしています。
再度構造計算を念入りにやり直し、一部だけはフレームの大きさを変更しましたが当初の通り実現できそうです。
設計中の模型です。こうした建物が10棟ほどあります。あと2カ月後には工事が完了します。