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「建築家」と「建築士」

まだ耐震偽装のことが大きく報じられ、建築士という言い方が誤解をまねく言葉になってきています。
私は建築士といういいかたが好きではありません。これは建築にかかわるいろいろな人を総称した言い方です。私は「建築家」と「建築士」は区別していただきたいと思っています。
建築家の仕事は施主の側にたって希望を形にし、いろいろなエンジニアの方の(構造設計者も含みます)検討を踏まえながら最終的な設計図をまとめあげるものだと思っています。デザイナーであることは勿論ですが、まずは計画を企画し、プログラムをつくり、どういう建築物をつくるかのストーリーをつくることが第一の仕事です。そして設計図にお基づいて施工者を監督指導し、施主の利益にそった建物をつくりあげることです。間違っても施工者から仕事を依頼されてはいけません。施工者を監督できなくなるからです。
建築家は100%建主の方のためにある仕事です。施工会社のためではありません。

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2005年12月10日 18:52に投稿されたエントリーのページです。

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