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House Reform Apartment H.
Facilities
西原APARTMENTS

賃貸マンション 集合住宅

□設計概要

所在地 東京都渋谷区西原
地区地域 第一種住居地域
第3種高度地区
準防火地域
建ぺい率 60%
容積率 160%
敷地面積
152.2m2 46坪
建築面積
91.1m2
延床面積
241.9m2 73.2坪
容積対象
床面積
241.9m2
構造 RC造薄肉ラーメン工法
外断熱
階数 3
賃貸戸数
4戸
タウンハウス(長屋)
賃貸A
56m2
賃貸B
56m2
賃貸C
58m2
賃貸D
58m2
外部仕上
屋根 シート防水外断熱
外壁 GRC断熱パネル打込み
建具 アルミサッシ
内部仕上
ラーチ合板フローリング
コンクリート打放し
天井 コンクリート打放し

路地状敷地
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タウンハウス ディンクスの集合住宅
外観  イメージパース

□ 計画の考え方
  この計画は最優秀者の計画案をそのままの形で実現できるという民間の公開コンペで実現した建物です。主催者の要求は『都心生活を楽しむディンクス(DINKS)の夫婦がすごす賃貸住居4戸を最大のスペースでつくる』というものでした。敷地は路地状の密集地の一番奥にある一般的には条件の悪い土地でしたが、唯一、南面は玉川上水の緑道の豊かな緑に接していました。そこでコンペに提案するにあたり、このすばらしい景観を100%建物内に取り込めないかと考えました。南北に開放性があり、東西の密集地側には閉鎖的で、建物中央に開放された通り抜け通路をもち、メゾネットタイプの住宅4戸が立体的に組み合わされた建築を提案しました。運良く最優秀案に選ばれ実現しました。室内は生活スタイルの自由度を高めるため、移動家具や引戸の間仕切で住まい手が重空間を自由にレイアウトできるようにしました。


路地状敷地



玉川上水の深い緑の景観と日の光を十分享受する。 静かな環境のなか、都心でクリエイティブな生活をおくるギャラリーのような住宅をつくる。
各住戸は2層にまたがり、2階を2つの住宅が専有し、縦に積み重ねて3層にセットする。こうした2組の住戸を通路を挿んで並列に配置する。
住戸に挿まれた通路は2mの敷地内避難通路につながり、接道条件のきびしさを解消すると同時に、緑道へのアプローチを可能にする。現代的な路地空間となる。
4つの住戸が緑道側と南面に向かって均等に開放でき、また通路(路地)に対しても等しい距離をもつことができる。

構造
・ボーリングデータによると関東ローム層が地表近くに見られ、敷地は良好な地盤である。地耐力は、5t/?以上期待できる。(平板載荷試験で地耐力を10t/m2近く見込めそうである。)
・基礎は地盤改良を行わず、杭のない直接基礎として計画する。
・敷地の接道状況から、クレーン車の使用は困難と判断し、施工可能な現場型枠組立によるコンクリート造で計画する。
主体構造 は鉄筋コンクリート薄肉ラーメン構造とし軽量化をはかる。
柱型、梁型(柱厚、壁厚、梁背、床版厚250mm)が同一のシンプルな形状のため、型枠工 事が簡略化される。
外壁は既製FRC外断熱パネルを捨型枠として打込む工法とし、内部は構造体を直接表して仕上とし、ローコスト化をはかる。

計画
・内部はシンプルにつくり、自由に住まいをアレンジできるプランとする。
・4つの住戸それぞれの居住者が外部とかかわれる独自の空間領域をもつ。
□ アトリエス(土間)
玄関をかねた作業スペースとする。
外部に開放的なつくりとし、住人独自のイベント空間となる。
内部と一体に使えるようにする。
2階の室との間には可動間仕切戸をもうける。

□ ファサードの考え方
・緑道側(玉川上水) 最大限に開放的なつくりとする。
広いテラスをもうけ、内部の奥深くまで緑道の景観を享受する。
・南面側 十分な採光を得ながら、季節に応じて日射しをコントロールできるようにする。
ルーバー状のキャットウォークを設置する。 窓ふき、植栽置場に利用する。
緑化を補助するワイヤー,フレームを設置して、緑の環境をつくり隣家との間のプラーバシー確保をはかる。
・東西側(既存住宅地) 構造体となるコンクリート外壁には換気のための最低限の窓以外は開口をもうけない。騒音を遮断する。

□ ローコスト化をはかる 構造体を内部に表して、壁,天井は打放しコンクリート仕上とする。 床は木フローリングとし、間仕切にポリカ板、合板をつかう。 将来にわたってのメンテナンスを考慮し、クロスは使用しない。

□ 住戸内に寝室を2つ確保 寝室は2階を想定し、固定のクロゼット、間仕切戸を用意する。 2階の寝室以外にも居住者の工夫でもう一つ寝室になるスペースができる間取りとする。

□ 可動式家具 各住戸に木製可動式クロゼット家具を1セット用意する。  居住者自身が移動、固定できるシステムとする。

外観(玉川上水側)
玉川上水の景観を100%取り込むため前面を開口とし、ギャラリーのような空間をつくる。住人の個性的な生活が街の魅力をつくります。

タウンハウス 長屋 壁面緑化 タウンハウス ディンクスの集合住宅

賃貸デザインマンション 可動扉

メゾネットの4タイプの住居を
立体的に組合わせて構成する。
タウンハウス形式のアプローチ。
南外観(道路側)
外壁はGRC断熱パネル打込みの外断熱工法でつくりました。
手前のエキスパンドメタルフェンスは緑化のスクリーンになります。




タウンハウス ディンクスの集合住宅
アプローチ
この通路部分より4つの住戸へのそれぞれの入口がある。(タウンハウス形式)

外観(玉川上水側)夜景
室内を外部に映し出します。

賃貸マンション タウンハウス デザイナーズマンション ディンクスの集合住宅
模型





通路はコンクリート平板を少しづつ、土を残して敷き詰める。

アプローチ通路
建物の中央部に地域に開放されたアプローチ通路をもうける。
路地敷地の奥が玉川上水側の緑道とつながる。

タウンハウス 長屋
アプローチ通路
住戸Aはスライドドアの開閉でアプローチ通路と連続する。

タウンハウス 長屋 タウンハウス 長屋
アルミ縦格子のスライドドア


アプローチ通路
スライドドアを閉じると住戸Aのテラスは独立する。。

住戸A
タウンハウス コンクリート打放し 土間








キッチン廻り

住戸A 土間通路
部屋の一部が南北に土間スペースとなっている。ギャラリーなどに利用する。

タウンハウス コンクリート打放し 土間 工事中に出来たコンクリート面のPコン穴は中に固定用のネジがあるので穴埋めせず、そのまま残しました。コンクリート面のどこでも吊り金具をセットできます。

住戸A リビングダイニング
開放性のある室内。可動間仕切りで空間を仕切ります。

タウンハウス コンクリート打放し 土間 天井インサート
天井のコンクリート全面に90cm間隔でものを吊るす時に役立つインサートをセットしてコンクリートを打設しました。

住戸A リビングダイニング
打合せコーナーとして使用している様子。

コンクリート打放し


床はラーチ合板をカットしてフローリングとしています。


住戸A 室
2階の寝室。細長いので作業室と寝室との2つの使い方が可能です

住戸B
コンクリート打放し 土間
洗面室から裏庭へ直接つながります。





住戸B リビングダイニング
広いオープンなつくり。可動家具などで部屋を仕切ります。

コンクリート打放し 土間

可動家具
キャスター付で移動可能です。

住戸B 玄関土間
南面は植栽スペースです。


住戸C

コンクリート打放し 土間 タウンハウス 鉄骨階段
住戸C
玄関ホールの土間空間

アプローチ通路の階段
住戸Cは2階が玄関です。

 

タウンハウス コンクリート打放し 吹抜け
住戸C
玉川上水の緑道側に開放された大きな吹抜け空間をもつ。





設計開始時の空間イメージ
タウンハウス コンクリート打放し デザインマンション
住戸C
3階リビングより玄関ホールを見る。

タウンハウス コンクリート打放し
製作キッチン
住戸C リビングダイニング
玉川上水緑道を望む。

長屋 コンクリート打放し デザインマンション
浴室廻り
住戸C 浴室廻り
南面に開放的な水廻り。

住戸D
長屋 コンクリート打放し
アプローチ通路へつながる階段
住戸Dは2階が玄関です。
住戸D 玄関土間スペース
陽当たりの良い広い玄関ホールです。




設計開始時の空間イメージ
長屋 コンクリート打放し
住戸D リビングダイニング
南北に開放的な空間です。

長屋 コンクリート打放し 浴室 デザインマンション
浴室


住戸D 浴室廻り
南に面した開放的な浴室です。専用テラスに面しています。

長屋 コンクリート打放し デザインマンション

玉川上水側テラス
緑道に面して広いテラスをもうけました。


 atelier YUMIRA ユミラ建築設計室WORK LIST