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			下町のスケールにあった街づくり　 シティコート大島		集合住宅/賃貸マンション
	□設計概要 所在地 東京都江東区大島 竣　工 平成13年 敷地面積 19,960m２ 延床面積 34,000m２ 構造 RC造 階数 地上11階 事業主体 都市再生機構 用途 公団賃貸住宅+高齢者賃貸住宅+デイホーム 住戸数 全体 436戸 外部仕上 屋根 外断熱アスファルト防水 外壁 吹付けタイル 建具 アルミサッシ 内部仕上 床 フローリング 壁 ボードクロス 天井 ボードクロス 建替え前の様子 □ 基本コンセプト 都心の大規模開発と既存の下町的街並の継承を共に考えた計画です。ただ高層化した建物をつくるのではなく、周辺の街なみの良さを生かしながら周辺もゆっくり共に発展できる街づくりの形を求めました。周囲の住宅地は道路が接道していないところが多く、そこで、それまで団地の中央にあった道路を既存住宅地側に付け替えることにしました。それによって周辺の家も建て替えることが可能になります。この道路には樹木を植え、公園通のような通りとすることにしました。 また既存住宅地に面した部分は低中層のスケールを大切にして周辺への圧迫感をやわらげ、共に発展してゆく、緑の環境を軸とした街づくりをめざしました。 構想づくりとマスターアーキテクトとしての全体のとりまとめ、いくつかの住棟の設計など竣工まで7年かかりました。 周辺は昔からの下町で、玄関先に植栽を楽しむ家がたくさん見られる地域です。				全体鳥瞰 建物遠景 配置模型
			公園通り 周辺住居のスケールに合わせて、4階建てのように見せています。
			中層住居　外観 公園通りに面した住棟は傾斜屋根をもつことを原則としました。
			全体立面図 背後の高層棟の前に4階建てに見える中層住居を配しました。向い合う周辺住宅地にスケールを合わせました。
					曲がった道路 車がスピードを出せない ようにしました
			通り抜けのピロティー 街の人が誰でも通り抜け出来るピロティー通路を設けました。
	玄関先の緑をつくる				公園通りへ直接つながるテラス 公園通りへ直接つながるテラス 思い思いに植栽で演出できます。 下町の玄関先の緑の風景をめざ しました。
			公園通りへ直接つながるテラス 1階の住戸には玄関とは別に公園通りつながる専用の勝手口があります。
					周辺の建替え工事 周辺の住宅地はそれまで法規上は道路がない状態で建替えが許可されませんでしたが、この公園通りが出来たことで建築工事が可能になりました。
	公園通りの緑		公園通り 中層棟に接して高層住棟があります。
					公園通り 設計中のイメージスケッチ
			通りの「辻」に特徴的な違った樹木を植える。 公園通りに交わってくる道路の交差部は「辻」として認識できるようそれぞれ誰でもわかる特徴的な木を植えることにしました。 またその他の樹木草花は日本に昔からあるものを植えました。たとえば花札にのっている植物です。
			公園通り全体図 地域に密着したみんなの道が出来上がりました。
	住戸タイプ				吹抜け住宅 4階の傾斜屋根をつかって吹抜けのあるメゾネット住宅を配しました。
			1.5層住宅 1階の1.5階分の階高をつかって下は収蔵庫に、半階上は寝室の住戸を設けました。
			住棟遠景 公園通りからは見えなかった高層住棟が見えます。

atelier YUMIRA

ユミラ建築設計室−WORK LIST