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House Reform Apartment H.
Facilities
テナントビル内にオーナー住宅をつくる テナントビル

□設計概要

所在地 東京都港区西麻布
地区地域 近隣商業地域
防火地域
建ぺい率 80%
容積率 400%
敷地面積
94.5m2 28.6坪
建築面積
76.5m2
延床面積
427.8m2 129.5坪
容積対象
床面積
3377.7m2
構造 RC造
階数 地下1階,地上6階
家族構成 夫婦2人
オーナー住宅面積
52m2 15.7坪
事務室テナント
189m2 57.2坪
店舗 テナント
132m2 40坪
屋根 アスファルト防水外断熱
外壁 レンガタイル
コンクリート打放し
建具 アルミサッシ+反射ガラス
住宅仕上
絨毯
左官塗り
天井 左官塗り

>雑誌紹介

□ 計画の考え方
西麻布の交差点近くの大通りに面した利便性の良い場所に計画しました。建て主の方は横浜にご自宅があり、昔からこの地域で仕事をされている方で、テナントビルを建てて最上階に時々仕事で過ごすためのセカンドハウスをつくりたいというご希望でした。
計画するにあたって計画建物は小規模ですが、通りに面して間口が大きく、そのファサードを生かして都心に立て建物として特徴ある表情を検討しました。街なみの中に地層をイメージするファサードを演出することにしました。
地層断面が地上に現れている時にそこに化石があったりする表情を自然の中で目にすることがありますが、そうしたものを都心の中でも表現出来ないかと思いました。テクスチャーの違う2種類のレンガタイル(フラット状とリブ状)を層状に貼って、見る位置や日差しの変化によって大地の表情が現れることを意図しています。柱形の部分には英国の解体時にでてきた黄色い煉瓦を赤煉瓦の粉末目地をつかって積みました。

テナントビル 地層 鉄 煉瓦
1階(店舗テナント)

2階(店舗テナント)メゾネット

3,4,5階(事務室テナント)

6階(住宅)

最上階に建て主のセカンドハウスをつくりました。
外観
大地の地層の断面が現れる表情としました。

地層 鉄 煉瓦
イメージスケッチ
太古から地中にあるかもしれない表情を想像しました。

テナントビル 地層 鉄 煉瓦
地層断面が地上に現れている時にそこに化石があったりする表情をアレンジしました。

外観 見上げ
厚い鉄の板(t=20mm)を建物の地層の表情に現れるモチーフにしました。

テナントビル 鉄 煉瓦
外観 ゲート
建物エントランスにはコンクリートのゲートをくぐって入ります。

テナントビル エントランス
エントランス
郵便ポスト、インターフォン
エントランス
住宅とテナントが共用して使うエントランスホール。

オーナー住宅
住宅玄関扉
住宅玄関扉(内部より)
フランスサンゴバン社のステンドガラスをはめ込みました。
螺旋階段
住宅テラス
屋上に上がる螺旋階段。


庇の鉄板
住宅室内
仕事用のセカンドハウスとして使用するので機能的につくりました。

店舗テナント
テナントビル 地層 鉄 煉瓦
店舗入口
1,2階のメゾネットの店舗です。

店舗ビル 地層 鉄 煉瓦
店舗入口
個性的な表情としました。

鉄 煉瓦 鉄 煉瓦
コールテン鋼:
年月が経つと錆が皮膜をつくり安定してそれ以上錆びない鋼鉄です。

レンガ
古煉瓦:
イギリスの民家で使用されていたレンガです。目地材にも赤煉瓦の粉を使いました。

鉄と古煉瓦の柱の表情
コールテン鋼の厚板(t=20mm)と古煉瓦の組み合せ。

テナントビル 地層 テナントビル 地層
地層の表情
層が見えないファサード。
地層の表情
層が見えるファサード。

レンガタイル
レンガタイル
同色ですが平滑面のタイルと表面にリブのある2種類のタイルを使い、時間帯によって地層の表情が現れるようにしました。

テナントビル 地層
地層の表情
都心に大地を感じる表情が現れる建物は街なみに変化をもたせ都市空間の魅力を高めるのに役立つと思います。

 atelier YUMIRA ユミラ建築設計室WORK LIST