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House Reform Apartment H.
Facilities

温室のある木の家

温室

外は雪国でも室内は春の森の中
にいるような家

建て主(母親)の要望
  老後を趣味の園芸で楽しめる家にしたい。
  温室をつくりたい。
  家からの庭の眺めを大切にしたい。
  子供孫が大勢来ても泊まれる場所が欲しい。
  フトンを20組収納できるようにしたい。
  将来の介護のしやすい工夫(姉の要望)
  除雪の心配のないつくり (私の思い)

計画の考え方
  庭ー温室ー居間ー寝室と連続して一体感の
  ある間取りとし、温室と居間食堂の天井は
  柱,梁の木材を表しとして、森の中の木立を
  イメージした。同時に柱を多くすることで
  屋根に雪が積っても耐えられる構造とした。
  室内建具は全て木製引戸として、回遊でき
  る動線をつくり、冬雪に閉ざされても室内
  は開放感あるようにした。
  内装材は全て木とし、PSセントラル輻射式
  暖房を採用して、冬も健康的にすごせる家
  を目ざした。

居間とつながる温室
雪避けの入口
建築場所  北海道空知郡上砂川町
用途地域   都市計画区域外
建築面積  103m2     
延床面積  152m2 (46坪)     
構造階数  木造 地上2階

家族構成  1人(私の母親)
外部仕上げ
  外壁  長尺ガルバリウム鋼板折板t=0.35 通気工法
  屋根  長尺ガルバリウム鋼板t=0.35 縦平葺き
  建具  木製断熱建具、熱反ペアガラス
内部仕上げ
  床   地元産樺フローリング
  壁   メラピー合板+カラ松板張り オスモ塗装
 天井   米松集成材あらわし,シナ合板 オスモ塗装
 温室   木造 ペアガラス  床:土の上レンガ敷
 暖房   PSセントラル輻射式暖房
玄関の風除室屋根
雪が降り積っても
トンネルのように
道路へのアクセス
を確保する。  
プラン
温室 
室内の居間と温室とはガラスの
框戸を介して一体の空間となる。
雪の荷重にたえるよう柱を多くし
森の中にいるような室内空間を
イメージした。
冬の日ざしが室内奥深くまで射
込んでくる。
温室
冬期閉め切った時の植物
のため撹拌機をつけた。
10分/日程度空気を撹拌
温室外部
温室の屋根は真空のペアガラス
冷気を反射する熱反ガラス
温室床排水溝と給水
温室
レンガ床
温室の床材
レンガを敷き並べその下は砂200mm
土としている。水やりの水は下に落ち
て土にしみ、湿度を自然に調整する。
暖房パネル
居間-温室
室内の各所にPS輻射式
暖房パネルを設置
台所 天井木あらわし
外観建具は既製の
木製断熱サッシュを使用
台所
高齢であるため吊戸棚は
もうけず下部収納のみ。
炊事をしながら外部の
風景をみる窓をもうけた。
台所
内装は全て木材を使用した。
カラマツ材、樺材、エゾマツ
玄関 カラマツ材 階段 カラマツ材
階段部のカラマツの
羽目板、オスモ塗装
玄関