住宅 リフォーム 集合住宅 施設
House Reform Apartment H.
Facilities

土間でサンマの焼ける家

小敷地

□設計概要

所在地 東京都玉川学園
地区地域 第一種低層住居専用地域
第1種高度地区
建ぺい率 40%
容積率 80%
敷地面積
100m2 30坪
建築面積
40m2
延床面積
80m2 24.2坪
構造 木造在来軸組工法
階数 2階

家族構成 夫婦

外部仕上
屋根 カラーベスト葺
外壁 モルタル,吹付け
建具 木製建具

>雑誌掲載1
>雑誌掲載2
>新聞掲載3
>雑誌掲載4
>雑誌掲載5
>TV放送


建て主の要望

都会に暮らしながら田舎にいるような家。
仲間と宴会のできる場が欲しい。
家の中で七輪でサンマを焼きたい。
木をたくさんつかった家。
お風呂は広く。収納も広く。



□計画の考え方
両側を隣家で挟まれた細長い敷地であるが,敷地の長さををいかして奥行きのある家づくりすることとした。
隣家の迫る外壁に開口を設けることをさけ、中心に中庭を配置して大きな開口を設けて日光と風の通り道をつくり、周辺からのプライバシーを確保しながら開放的な室内空間となるようにした。
寝室と収納部は2階に設けて1階は生活を楽しむ場としている。玄関は希望されていた農家の土間のようなスペースとしてつくり、ご主人の趣味の空間とした。外部アプローチー土間ー中庭ー食堂ー外の緑と連続して配置し、部屋の間は木製のガラス框戸で仕切るだけにし、ご主人の仲間が大勢集まる時は引戸を開け放って、広い会場ができるようにした。
月見ができるように坪庭のある浴室を設け、将来水風呂も別に置けるように広くした。
お孫さんやペットが土で汚れた時は外から浴室入れるようにしている。
竣工が建て主が庭に植えた2本のユリの木の成長が楽しみです。
土間
隣家に挟まれた地に都会の「田舎屋」をつくる。
土間の玄関
玄関は田舎の農家の広い土間のようにしてつくり、框戸を介して中庭、食堂へ連続する。玄関先の多目的スペースとしてつかい、人を迎えたり、焼き魚を楽しんだり展示をしたりできる多機能マルチ空間です。
三和土土間
七輪で炭をおこす。

土間でサンマを焼く
土間の三和土は固まるととても安定しています。

田舎屋

住宅の前庭
道路沿いに生け垣をつくる。




駐車場の床コンクリートに植栽用の穴を開けて緑化できるようにした。
毎春全ての穴部分からチューリップの花が出るようにしているそうです。

外観
駐車スペースを通ってから奥行きを感じるようクランクして家の玄関に向かう。
外部玄関アプローチの木の框戸を開けると、土間の玄関に入る。通りからは植栽で中が直接見えないようにしています。

土壁 ひび割れを出した土壁
土壁


砂を敷き詰めて石灰を散布し粘土を転圧して本格的な土間とした。
粘土は瓦につかう地中の菌のない粘土

三和土の土間
土間は伝統的な三和土としました。専門の職人につくってもらいました。

木の仕上 中庭に面した大きな開口から一日中明るい光が入る。
ガラスのはいった木の框戸で仕切っているので、各部屋が連続して広いスペースが出来ました。



食事室ー中庭ー土間玄関
各スペースの間は無垢材の木の框引き戸を設置して広いスペースとする。


格子 中庭
家の中心に隣地の視線を遮った中庭をもうけることで開放感をつくる。
ここから光や風を十分に取入れる。

隣家との間の衝立(塀)
木の格子に半透明のアクリルをはったスクリーン。
隣家の視線は遮りながら光を取入れる。鉢置きの花壇に利用している。

中庭床

中庭は風を呼び込みます。
中庭の壁に日が当たると上昇気流が発生し、風を呼び込みます。京都の町家の庭と同じ原理です。

廃材の柱を利用した床
解体現場で発生した柱材を並べてデッキとしました。


食事室


内装に木のムク材をつかう。木材はソリがでたり、節があったりしますが、湿気をコントロールするので体に優しい理想的材料です。
食堂
窓越しに見える隣家の緑を借景として利用させてもらいました。
内装は杉板材です。

杉材 内の床には厚さ35mmの無垢のツガの足場板材を敷くことにしました。普段はあまり仕上材としては使わない材料です。ソリを心配していましたが問題ないようです。

壁の杉板は木場で見つけた節あり板材です。いずれもとても安価で施工できました。






屋根部分は一部収納スペースにしています。階段室から梯子でつかいます。

壁の杉板と床のツガの無垢材
将来多少くるいがあるかもしれないが内装は木の無垢材にこだわりました。
浴室入口は隠し扉になっています。


出入口の排水溝は既製のすのこを置いて、いつで新しいものとも交換できように考えました。
手前にスペースを残し将来水風呂を設置予定です。







坪庭に面して月見のできる浴室という希望でした。
浴室
広い浴室を設けました。


和室に室内から入れるトイレを設置した。将来だれかが寝たきりになって
も介護でたり、来客が泊まったときの専用トイレです。

客間
一室だけ和室をつくりました。客間として利用したり、将来のもしもの時の看病スペースにもなることを考えています。

土壁 土壁づくり
地元の土とワラを混ぜて2,3日寝かせて土づくりをした。





土間の土壁
出来た直後からヒビ割れがありますが、とても味わいがあります。



近くの作業場で土壁用の土をつくりました。

 atelier YUMIRA ユミラ建築設計室WORK LIST